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炒飯 一心菜

まだ寒い冬の某日、Twitterに現れた炒飯のつぶやきが、なぜかそのときわたしの目にはクローズアップしたかのように入ってきたんです。フォローしている方々がほとんど「美味しいツイート」なので、普段から重要情報源として、皆さんのつぶやきを見る度に、PCに作成してある「行きたい店」ファイルのなかがどんどん増えていっておりますが(笑)
ただこの日の炒飯ツイートはどういうわけか、何となく体が欲したといいますか、すぐ食べに行きたくなってしまい、つぶやき主さんから場所などの詳細を教えていただき、翌日の昼に行ってまいりました!
「炒飯」を店名に掲げるとおり、炒飯メニューがいろいろありましたが、わたしは、

◎玉子炒飯
炒飯 一心菜_a0105981_10223241.jpg


にしました。
玉子と葱のみの、シンプルな炒飯。
これを目にしたとき、そしてひと口たべたときに、
「何となく体が欲した」理由がわかったのです。

中国に居た頃。
わたしが行っていたところは、主食が米よりも粉食。最近テレビのバラエティ番組でも「麺のふるさと」として登場したり。多彩な麺食、その種類は300種以上ともいわれています。麺のほかには、たいてい馒头(man2tou まんとう:包子の餡無し版、でイメージがわくかしら)。そんなわけでほとんど馒头や麺を主食にしていたわけですが、やはりたまには米も食べたくなる。当時たしか粟を食べたこともたまにあったくらいなので、米はかなり貴重な食糧だったはず。米は好循環に流通していたわけではなく、保存状態も良好な状態ではなかったと思われます。状況を理解しつつも、日本での米食習慣は簡単に体から抜けるわけもなく。そのような経緯で、先輩留学生から聞いたか、お店からそう勧められたか、米を食べるときは白飯を食べることがあまりなく、炒飯をよく注文していたのです。
炒飯は、「蛋炒饭(dan4chao3fan4 たまごチャーハン)」か「肉炒饭(rou4chao3fan4 粗挽き豚肉のチャーハン)」のどちらか。
どちらもその名に入った食材のみでちょこっと塩味だけ利かせたシンプルな炒飯。料理数品とスープと炒飯、というパターンでした。

そう、ここの玉子炒飯が、このときのシンプルな炒飯を彷彿させるものだったのです!
たまごと葱のみのシンプルさ、ほんのり利いた程よい塩加減。
そういえばこういう炒飯、帰ってきてからあまり食べていなかったよなぁ。
それで「炒飯」の文字を見たとき、体が自然に反応したのかなぁ。
いやぁ思わぬきっかけでとっても懐かしい思い出がよみがえりました!
またこういう炒飯をお供に、家常菜(jia1chang2cai4:家庭料理)を頬張りたい!

東京都板橋区大山金井町41−11
TEL (03)5926-8557

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